2008年02月07日

■ うたのおくりもの:「お馬鹿さん」

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 ?i???X YouTube Judy Garland : How insensitive
 この曲をティンクさんからいただきました。
 いきなり「 How insensitive ( なんと無神経な ) 」なんてタイトルを見ると、ビックリしますが(^_^;)、 この曲は、ヴィニシウス・ジ・モライスの作詞、アントニオ・カルロス・ジョビンの作曲で、1961年に作られたものです。英語の歌詞は、ノーマン・ギンベルが1964年につけています。邦題は、「 お馬鹿さん 」。うまいタイトルをつけたものです(^_^;)。
 ジョビンとモライスは、ガーシュウィン兄弟、レノン=マッカトーニーに匹敵する作詞・作曲コンビです。

 ポルトガル語原題の< Insensatez (インセンサテス) > は、女性名詞で、「ばかげたこと、無分別、ばかげた(軽率な)言動」を意味します。形容詞の< insensato > は、「ばかげた、軽率な、愚かな」という意で、名詞では、「無分別な人、非常識な人」になります。

 それにしてもこの曲、ショパンの「前奏曲ホ短調」と類似していませんか?

 まずは、英語でお聴きください。
 ?i???X YouTube Astrud Gilberto / How Insensitive

   How insensitive ハウ・インセンシティヴ
   Antonio Carlos Jobim / Vinicius de Moraes / Norman Gimbel


  How insensitive I must have seemed
  When she told me that she loved me
  How unmoved and cold
  I must have seemed
  When she told me so sincerely
  Why? She must have asked
  Did I just turn and stare in icy silence?
  What was I to say
  What can you say
  When a love affair is over

  彼がわたしを愛しているといったとき
  わたしはなんて馬鹿だったのでしょう
  彼が誠実にそう言ってくれたのに
  わたしはなんて冷淡だったんでしょう
  ただ振り向いて黙って冷たい視線を投げかけるなんて
  どうしてなんだろうと彼は思ったにちがいない
  何て言うべきだったんでしょう
  恋愛が終わるとき・・・どう言うべきかしら

  Now she's gone away
  And I'm alone with a memory of her last look
  Vague and drawn and sad
  I see it still
  All her heartbreak in that last look
  How, she must have asked
  Could I just turn and stare in icy silence
  What was I to do
  What can you do
  When a love affair is over

  もう彼は行ってしまった
  そしてわたしはひとり
  悲しみにくれ、虚ろにやつれた彼の最後の姿
  あの悲嘆にくれた最後の姿がまだ瞼に浮かぶ
  ただ振り向いて黙って冷たい視線を投げかけるなんて
  どうしてなんだろうと彼は思ったにちがいない
  何て言うべきだったんでしょう
  恋愛が終わるとき・・・何て言うべきかしら


 ※ ジルベルトは、「彼」と歌っているので、そのように訳しました。

 次に、ポルトガル語でお聴きください。
 ?i???X YouTube Insensatez (How Insensitive) - Lisa Ono

   Insensatez
   Antonio Carlos Jobim / Vinicius de Moraes


  A insensatez que você fez
  Coração mais sem cuidado
  Fez chorar de dor
  O seu amor
  Um amor tão delicado
  Ah, porque você foi fraco assim
  Assim tão desalmado
  Ah, meu coração quem nunca amou
  Não merece ser amado

  僕は、なんと無神経な男に見えたことだろう
  あの人が僕に愛してると言ったとき
  あの人が心をこめてそう言ってくれたとき
  きっと僕はどんなことにも心を動かされることのない
  冷たい人間に見えてしまったのだろう
  振り向いて黙って冷たい視線を投げかけただけだなんて
  なんて冷たい男だろうって彼女は思ったことだろう
  なにを言えばよかったのだろうか?
  恋が終わったときに、なにが言えたのだろう?

  Vai meu coração ouve a razão
  Usa só sinceridade
  Quem semeia vento, diz a razão
  Colhe sempre tempestade
  Vai, meu coração pede perdão
  Perdão apaixonado
  Vai porque quem não
  Pede perdão
  Não é nunca perdoado

  あの人は、もう今は去ってしまった
  そしてあの最後の表情の思い出があるだけで
  僕はひとりぼっち
  ぼんやりとして、ひきつったような悲しげな顔が
  今でも僕の目の前に見えるようだ
  恋に破れた心のすべてが
  あの最後の表情に見えるようだ
  振り向いて黙って冷たく見つめるだけだなんて
  なんて冷たい男だろうって彼女は思ったことだろう
  どうすればよかったのだろうか?
  恋が終わったときに、なにができるというのだろう?



posted by 空っぽの皿 at 21:48| パリ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この歌を「寅さん」に捧げましょう。

ふられてばかりと思われている寅さんですが、実はけっこうもてるんです。
相手の女性が寅さんに心を寄せると、なぜかいつも背を向けてしまうんですね。

妹のさくらさんがこう言います。
「お兄ちゃん、なんて馬鹿なの? **子さんはお兄ちゃんのこと好きだったのよ。お兄ちゃんだって分かってたでしょ?」

・・・寅さんには次の恋が待っています。


「トラ」の曲ではありませんが、動物と言うことで・・。

http://jp.youtube.com/watch?v=Mvh4zEKG2zs&feature=related
Posted by ティンク at 2008年02月08日 08:11
お皿さん、体調はよろしいようですね。毎日見ています。

寅さんが出ましたね。
先日憂さ晴らしに、おさんぽに出ましたら、ウイーン〜パリ経由で寅さんに出会いました。

以前、お皿さんから「寅さんが大好き!」と聞かされ、面喰らっていました。

寅さんがケツ(尻)をまくって旅に出る後ろ姿は良いですね。『ヨオツ、寅!』と、声を掛かけていました。(リリーも大好きで、リリー篇4本のビデオもシナリオも持っているくらいですから)
寅さんが去った後、映画館を飛び出し、手持ちの本を放り投げてしまいました。

私の好きな一語に「忍苦」があります。苦を忍び、苦を偲べるように成りたいと思っています。

お皿さん、あまり無理はなさらないでください。私はかなり鈍いので、時間をかけゆっくりと、落としたピース(パズル?)を拾いながら、行きつ戻りつで後をついて行きます。
Posted by 淡明 at 2008年02月08日 20:27
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