2008年06月09日

■ ハナミズキの花言葉 : 返 礼

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喫茶店 YouTube ハナミズキ − 徳永英明 & 一青窈

 僕が馬鹿だったのかな。 常識も持ち合わせていない、多くの日本人に、「良識を持って!」なんて期待したんだから。とても残念なことに、小さな妥協と、目先の欲と、服従の心地よさに負けてしまう人々があまりにも多いんだね。環境問題にしろ、戦争が起きるかどうかは、ひとえに国民ひとりひとりの生き方ひとつに掛かっているのにね。

 日本は、敗戦と同時に勝利者にひれ伏し、百八十度異なる思想に入れ替えてしまった国。自分がないにもほどがある卑劣な国民だった。強い者なら誰であっても従ってしまう事大主義者の集りだった。世界の良識ある人たちは、半ば呆れ顔で、半ば軽蔑の眼差しで、日本人を見ています。

 水俣病から何を学んだの? 諫早の問題から何を学んだの?

 田中 優さんからのメールを紹介します。 

□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□


「荒瀬ダム撤去の撤回」の撤回を

 熊本県で川辺川ダムが問題になっていることを知っているだろうか。「五木の子守唄」で有名な五木村が水没することか、あるいは尺鮎と呼ばれる大きなアユが取れることで覚えているかもしれない。その川辺川は球磨川につながっていて、八代海に注ぎ込む。一方の球磨川の上流にはすでに市房ダムがあり、美しい川だった面影は感じられないが、川辺川には小さな堰しかないために清流が残されている。かつては魚があふれるようにいて、それを食べて育った人たちの思い出話もたくさんある。ほんの少し前までは、川は人々にとってとても大切な場所だった。

 その川辺川の尺鮎だが、実は今すでに人工的に育つ。というのは、川辺川の下流には、荒瀬ダムと瀬戸石ダムがあり、アユはそのダムを越えられないからだ。ダムを越えられないアユを、地元の漁業組合の人たちが網ですくって、トラックで上流に運んでいるのだ。しかも上流に造られてしまった砂防ダムのせいで、大水が出た後の川の濁りが消えなくなり、昨年はアユの漁獲量も激減してしまっていたと聞く。

 この川辺川の清流を復活させるには、川辺川ダムを建設させないことが大事なのはもちろんだが、下流の荒瀬ダム、瀬戸石ダムも撤去する必要がある。その荒瀬ダムは5年ほど前に、ついに撤去されることが決まった。奇妙なことに、この連続してある二つのダムのうち、下流にある荒瀬ダムのほうが流量が少なく設定されている。しかも荒瀬ダムは発電用であるために、どうしても水を多く貯めようとする。貯まった水はすなわち発電量に直結するのだから、どうしても貯めたがるのだ。そのため大水が出た時に、上流の瀬戸石ダムは水を流そうと全開にするのに、下流の荒瀬ダムは貯めようとする。その結果、それまで300年間、一度も被害に遭ったことのなかった二つのダムの間の地域に、洪水が発生するようになった。しかもダムで水が止められると、そこに土砂が堆積するので、どうしても川の底が浅くなる。しかも下のダムのほうが流下量が少ないのだから、上のダムが全開にすれば下のダムに阻まれて水位は上がる。だから下のダムである荒瀬ダムが撤去されるのは、とてもいいことだと思っていた。この実際の話は、ぼくの友人たちが作った「ダムは水害を引き起こす/花伝社/2008年/1500円」に詳しく書かれている(人吉での洪水についても、市房ダムの制御ミスが原因という話も書かれている)。

 ところが今年新たに熊本県知事に就いた蒲島知事が、突然荒瀬ダムを存続させると発表したのだ。知事が理由にしたのが「水力発電はクリーンなエネルギーだから」というものだ。今どきこんなことを言うのも世界の常識から外れている。小規模な流れ込み式の水力発電以外は自然エネルギーにカウントしないのが常識だし、それどころか先進国では、川の復活に多額の資金を投入しているというのに。

 これでダムが存続すれば、川辺川の復活はさらに遠のく。漁民たちの手によって養われている尺鮎も、もはやもたなくなるだろう。せっかくの川は復活できるチャンスを失ってしまう。それ以上に気の毒なのは、洪水のたび重なる被害に、ほとんどまともな補償もされずに耐えてきた沿岸の住民たちだ。さらに次の更新期までの間、洪水の不安の中に暮らさなければならなくなってしまうのだから。

 県は「ダム本体の撤去やダム湖にたまった泥の除去にかかる費用を60億円と見込んでいたが、護岸補修などが必要となり約72億円に膨らんだ。撤去後の架橋なども含めると撤去関係費は約100億円に上る見通しだ。一方、ダムを存続し電力事業を継続した場合、費用は施設を改修しても約60億円ですむので、採算が取れる見通しが立った」という。知事は「莫大な費用を使って撤去するより補修して活用した方が経済的で、『もったいない』と判断した」という。

 荒瀬ダムに貯まった50年分のヘドロは、下流の水を腐臭がするものに変えている。それでも撤去しない理由を「費用が多額にかかる」というのなら、川辺川ダムは絶対に建設できないはずだ。そこにかかる費用は最低でも2600億円なのだから。たった100億円をケチる知事が、その26倍の費用がかかる川辺川ダムなど推進できないはずだ。

 川辺川ダムを気にしてきた人たち、そして今回初めて知った人たちも、この「荒瀬ダム撤去の撤回」に反対してほしい。全国の人々が気にしてくれているという想いが、地域の人たちを励まし、勇気づけるのだ。

荒瀬ダム ─ Wikipedia
中止したダム事業 ─ Wikipedia
ダム ─ Wikipedia

 淡明さんから貴重な情報をコメントいただきました。
 
 11日(水)午後6時15分から、地元のテレビ・RKKニュースの中で、蒲島知事を迎えて荒瀬ダムについてのトーク番組があります。局では、今意見と質問を求めています。

RKK ニュース← click here 下記の画面からメールできます。

夕方いちばんニュース「蒲島知事緊急生出演」
「荒瀬ダム突然の撤去凍結」その真意を聞く!
放送は、6月11日(水)18:16から。
荒瀬ダム問題についてご意見を募集しています。
こちらからどうぞ→news@rkk.jp

■ FAX は、 096−355−2031

 「荒瀬ダム撤去の撤回」に反対! とだけでもメール、FAX のほどよろしくお願いいたします。

RKK ON THE WEB 荒瀬ダム問題で公開質問状 (2008年6月10日 17:11 現在)


 それでは、また!


posted by 空っぽの皿 at 11:56| パリ 晴れ| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ー花言葉の由来ー

アメリカに桜を贈ったお礼(返礼)として日本に贈られたのがハナミズキ。

そのまま花言葉になったのでしょうか。

Posted by ティンク at 2008年06月10日 09:38
荒瀬ダムの件、多くの人が憂慮しています。
既に撤去への準備も始まっているときの、新知事の撤廃凍結への発表でした。

表面は、県財政の逼迫が理由です。二年後には赤字再建団体も視野にとの報道が流されていますが、それなら川辺川ダムも俎上に上げるべきです。知事の真意が分かりません。
荒瀬ダム撤廃は前知事の時、時間をかけ、地元も県も納得し、撤去の方針は議会の承認を得ていたのですから。

知事の交代で、未来への重大事項が、簡単に方針転換される現状も見逃せません。


明日11日(水)午後6時15分から、地元のテレビ・RKKニュースの中で、蒲島知事を迎えて荒瀬ダムについてのトーク番組があります。局では、今意見と質問を求めています。

 メールアドレスは    news@rkk.jp

 FAXは   096−355−2031


ところで、水俣病については、私は緒方正人さんの生き方に共感しています。
「常世の舟を漕ぎて(水俣病私史)」(辻信一聞き書き)世織書房
 「チッソは私であった」(葦書房)
水俣病資料館(http://www7.ocn.ne.jp/~mimuseum/)では、基礎的な知識を得ることが出来ます。

Posted by 淡明 at 2008年06月10日 19:22
ダム問題について報告します。


今日(9月11日)、県議会で、蒲島知事が川辺川ダム建設計画の白紙撤回を表明しました。

42年目にして、初めての方向転換です。

川辺川、球磨川はかけがえのない熊本の財産で、守るべき宝であり、過去(建設推進)・現在(建設予定地の村と下流域の市が建設反対)・未来に渡る民意を見据え、ダムによらない地域対策・治水対策を行うべきであると、判断したとのことです。

ここから新たに始まるのです。時代は変わってきています。

残されたのは、水没予定地の五木村です。建物は全て移転、人口は激減、ダム建設に翻弄され続け、村自体が壊滅的な影響を受けています。
知事は四日前にも川辺川を訪ね、涙をのんで最後の判断をしたといいます。
五木村の振興も気がかりなところです。


荒瀬ダム撤去についても、同様の判断がでると期待しています。
Posted by 淡明 at 2008年09月11日 19:27
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